ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、わからないことは、その道の専門家を頼る、敬意をもってです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
たとえば雄弁とか、法律、倫理、その他の事柄に関する知識など、何かの点で特別の才能を持った人びとにたいしては、妬みもせずにゆずったこと。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
わからないことは、その道の専門家を頼る、敬意をもって
まずは、わからないことを認めることから始めましょう。
「無知の知」(by ソクラテス)ってやつです。
人は、自分にわからないことがあることを、恥ずかしがる人がいます。
しかし、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。
わからないことを、認めましょう。
つぎに、わからないことがあれば、専門家に頼りましょう。
・体調が悪い時は、医者を頼る。
・法律のことは、弁護士を頼る。
・税金のことは、税理士を頼る。
最近は、簡単なことでしたらインターネットで検索すれば出てきます。
その情報を読むと、あたかも知ったかのような気持ちになります。
その情報は本当に正しいのでしょうか?
真偽を確認すること、難しいです。
でしたら、最初から専門家に頼りましょう。
最後に、専門家に頼るときは、報酬を支払うのだからといって、
横柄な態度になるのは、良くありません。
お客様は神様ではありませんから。
必ず敬意をもって、頼って下さい。
そうすれば、専門家も気持ちよく相談にのってくれることでしょう。
Good Thinking, Good Life.