ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、自然の出来事は美しい、そのことに気づける感受性と洞察力を持ちたいです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
それは自然の出来事の随伴現象にもまた雅致と魅力があることだ。たとえばパンが焼けるときところどころに割れ目が出来る。こういうふうにしてできた割れ目は、ある意味でパン屋の意図を裏切るものではあるが、しかしあるおもむきを持ち、不思議に食欲をそそる。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
自然の出来事は美しい、そのことに気づける感受性と洞察力を持ちたい
まずは、難しい単語を理解しましょう。
随伴とは・・・
→ある物事に伴って起こること。(goo国語辞書より)
私なりには、因果関係みたいなかんじかなと理解しました。
引用文でいう、「パンが焼けると割れ目が出来る」ということが、随伴現象ですね。
雅致とは・・・
→風流な味わい、上品な趣。(goo国語辞書より)
マルクスは「パンが焼けると割れ目が出来る」という現象が、
風流な味わいがあるよ、と言っています。
何気ない自然の現象にも、魅力が必ずあるはずで、
その魅力に気づける感受性と洞察力を備えよ、ということです。
車窓から見える風景、季節による雲の違い、野菜自体の味等々。
自然は美しさに満ち溢れています。
それに、気づける人間になりたいですね。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.