ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、不機嫌なことが起きたとき、それは自分が作り出したものと認識しようです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
事物は魂に触れることなく外側に静かに立っており、わずらわしいのはただ内心の主観からくるものにすぎないということ。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
不機嫌なことが起きたとき、それは自分が作り出したものと認識しよう
この引用文は、マルクスが読者に伝える2つある座右の銘のうちの1つです。
自分の考え方や捉え方次第で、周りの風景の見え方が変わります。
周りの風景自体は、変わりません。
周りの風景=自然と考えると、すんなり腹落ちします。
「青い空」
「雄大な雪山」
「透き通った海」
これらはどっから見ても、誰が見ても、変わりません。
では、周りの風景=他人と考えた場合、どうでしょうか?
「Aさんのこんなところが嫌い」
「Bさんは私に対してだけ、言葉がキツイ」
これは、あなたの主観が決めたことです。
他の人から見たら、同じ意見もあるでしょうし、違う意見もあるでしょう。
つまり、他人はあなたの主観が決めているのです。
ある他人に対して、不機嫌なことが起きたとしても、
それはあなたが作り出したものなのです。
そういう考え方で、他人と接してみて下さい。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 今回の引用文は、前回のブログで紹介した座右の銘のもう一つのものです。周囲の環境は刻々と変化しています、日本に四季があるように。寒い時もあれば、暑い時もあり、心地よい時もある。自然の環境は、日々変化しています。「あなたの周りの環境も、自然と同じように、日々変化しているよ。」マルクスは、そう教えてくれています。だから、悩み事があってもすぐに消え去るから、自分がすべきことを考え、それをやりましょう。 […]