ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、人の意見を素直に受け入れ、変わるべきことは変わっていこうです。
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
もし誰か君のそばにいて、君のひとりよがりの考えをただし、これを変えさせようとする人がいたら、考えを変えること。但しこの変化はつねにそれが正しいことであるとか、一般の人びとの利益であるとかいう確信によるべきものであるべきで、そのほうが愉快そうだ、とか人気がありそうだ、とかいうのであってはならない。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
人の意見を素直に受け入れ、変わるべきことは変わっていこう
誰かが、あなたにアドバイスをしてくれました。
「そんなこと、言われる筋合いはない!」
なんてはね返したら、もったいないですよ。
そのアドバイスは、とても大切です。
なぜなら、
①アドバイスを言ってくれること自体、感謝しないといけない
➁自分だけで考えると、偏った考え方になる
からです。
まず①に関してですが、
他人に意見を言うっていうのは、結構勇気がいります。
「こんなこと言ったら、嫌われるかな?」
誰しもが思うことです。
それでも、言ってくれたアドバイスは、感謝し大切に受け止めましょう。
次に➁について考えます。
自分のことって、分かっているつもりでも、
意外と分かっていないことが多いです。
人の意見を聞かずに、考え込んでしまうと、
どうしても偏った考えになりがちです。
そうではなく、自分の考えを他人に聞いてもらい、
そのうえで、どういう風に思ったのかアドバイスを聞かせてもらいましょう。
そうすることで、考え方に偏りが生じず、
結果として、周りからの賛同が得られやすくなるでしょう。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 前回、人の意見を素直に受け入れ、変わるべきことは変わっていこうという記事を書きました。今回は少し矛盾しているタイトルみたいに思えますが、そうではなく、悪いアドバイスは聞いたらダメです!ということを書きたいと思います。この世の中、あなたのことが好きな人ばかりではありません。あなたに嫉妬している人もいるでしょう。そういう人が、あなたに対して、蹴落とすような悪いアドバイスをしたとしましょう。あなたは、そのアドバイスを受け入れるか、拒否するか、何を基準に考えますか?それは、あなた自身の考えしかありません。そのために、考え方を常にアップデートしていきましょう。他人との会話や、読書や、旅などで。Good Thinking, Good Life. […]