ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、謹厳さは、生まれつきではなく、自分次第で身に付くものですです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
君の頭の鋭さは人が感心しうるほどのものではない。よろしい。しかし「私は生まれつきそんな才能を持ち合わせていない」と君がいうわけにはいかないものがほかに沢山ある。それを発揮せよ、なぜならそれはみな君次第なのだから、たとえば誠実、謹厳、忍苦、享楽的ではないこと、運命にたいして呟かぬこと、寡欲、親切、自由、単純、真面目、高邁な精神。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
謹厳さは、生まれつきではなく、自分次第で身に付くものです
あまり聞きなれた言葉ではありません。
どういう風に読むのか、Googleで調べました。
意味は「つつしみ深く、軽々しい行いをせず、まじめなこと。」です。
このご時世、真面目さや謙虚さなどが古い考えと言われてしまうでしょう。
しかし、マルクスは一貫して、謹厳さを人間に求めています。
なぜなら、宇宙に比べたら人生はあっという間、人間も自然の一部、
木や草や水の流れのように行動しよう、ということでしょう。
そしてこの謹厳さは、生まれつきある性格ではなく、
自分次第で身に着く身に着くものなのです。
古い考えかもしれませんが、
現代蔓延している、他人への批判ばかりしている世の中だからこそ、
この謹厳さが必要であると思いませんか?
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.