ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、身近にいるの人の長所を見れる人が、自分自身を幸せに出来るんだです。
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
君が自分に楽しい思いをさせてやりたいと思うときには、君と一緒に生活している人びとの長所を考えてみるがよい。たとえばこの人の精力的なこと、あの人のつつしみ深さ、第三の人のものおしみせぬ心、その他の人の他の長所等。なぜならば徳の姿が我々とともに生きている人びとの性質の中に現れていることほど、しかもそれができるだけ大勢の中に現れていることほど喜ばしいことはない。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
身近にいる人の長所を見れる人が、自分自身を幸せに出来るんだ
「身近な人は好きですか?」
何も迷わずに「はい」と答えた方は、きっと幸せな日々を送れているのでしょう。
「うーん」と迷った方は、誰か苦手な人や合わない人が思い浮かんだのでしょうか?
では、その人のことを思い浮かべて下さい、仮にAさんとしましょう。
あなたは、Aさんのどこが苦手なのでしょうか?
思い浮かべましたか?
次に、Aさんの良い点を探してみて下さい。
直近を振り返っても良いですし、少し過去にさかのぼっても構いません。
気持ち良い言葉を掛けられたり、助けてくれたことはありませんか?
身近にいる人なので、きっとどこか長所があるはず。
では、先に思い浮かべたAさんの苦手なことと、
Aさんの長所を比べて下さい。
比較してみると、苦手なことって、
そんなに大したことがないことに気が付きます。
ならば、Aさんの長所を注目してください。
その行為が、結果的にあなたを幸せにしてくれるのです。
ぜひみなさん、身近な人の長所に注目することを心掛けてみて下さい。
Good Thinking, Good Life.
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