ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、リーダーは嫌われることも仕事、それを恐れて何も言わないリーダーは失格です。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
もし水兵たちが舵手の悪口をいい、病人たちが医者の悪口をいったとすれば、それはその人間がどうしたら乗組員の安全を、また患者たちの健康を、もたらすことができるかとの心づかいにほかならないではないか。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
リーダーは嫌われることも仕事、それを恐れて何も言わないリーダーは失格
細かい事を注意してくる親、先生、上司たち。
これらの人から指摘されると、たとえ正しいことであっても、
ついイラっとしてしまいます。
同じ立場の人(兄弟、同級生、同僚)と悪口を話し出すと、止まりません。
そんな人たちに、マルクスは諌めるように記してくれています。
「親、先生、上司は、あなたたちにどうして指摘をしたのか考えてみなさい。
あなたたちのことを心配して、注意しているんですよ。
それなのに、あなたは悪口を言ったのです。
指摘されたこと、受け止めて感謝しましょう。」
もちろん、目上の立場の人でも、色々な人がいます。
全てを受け入れることではありません。
指摘された内容が、正しいことだと思ったのなら、それを受け入れて、
その人に対して「ありがとう」の気持ちを伝えようではありませんか!
リーダーとは嫌われることも仕事なのかもしれません。
嫌われることを恐れて、何も言わないのは、リーダー失格です。
Good Thinking, Good Life.
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