ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、読書をし過去を知ることによって、現在の物事に対応することが出来るです。
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
悪徳とはなにか。それは君がしばしば見たことのあるものだ。一般にあらゆる出来事にたいして「これは君がしばしばみたことのあるものだ」という考えを念頭に用意しておくがよい。結局上を見ても下を見てもいたるところ同じものが見出されるであろう。古代史も中世史も近世史もその同じもので一杯だし、今日も都市や住居はこれで一杯だ。一つとして新しいものはない。すべておきまりであり、かりそめである。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
読書をし過去を知ることによって、現在の物事に対応することが出来る
経験したことないことが起こると、焦り迷う
「一つとして新しいものはない。」
こういう感じに言い切れるって、格好良くないですか?
とっても好きなフレーズです。
さて、今回の引用文について考えてみましょう。
人は、経験したことないことに遭遇すると、どう対応したら良いか焦り、迷います。
このような時のために、どうすれば良いのでしょうか?
経験しなくても、知る方法がある
人は経験しなくても、同じような経験を知ることが出来ます。
その一つが、「読書」です。
過去に経験や見てきた人が、執筆という形で記録を残してくれています。
歴史は繰り返されるもので、何か該当する書籍があるはず。
その記録を読むことが、未経験を経験済にしてくれます。
出来るだけ読書をし、備えておく
初めての経験は、いつ来るか分かりません。
出来るだけ読書をして、知識や経験を備えておくのです。
そうすれば、初めての経験であっても、知識と経験があなたを
守ってくれるのです。
さて、まずは本屋さんに行ってみませんか?
Good Thinking, Good Life.
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