讃められても浮かれずに、地に足をつける

自省録アイキャッチ

ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。

ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。

その皇帝が書いた「自省録」を参考に、

今の時代にも役立つことを発信していきます。

今回のフレーズは、讃められても浮かれずに、地に足をつけるです。

目次

自省録の引用文

自省録には、このように記述されています。

昔さかんに讃めたたえられた人びとで、どれだけ多くの人がすでに忘却に陥ってしまったことであろう。そしてこの人びとを讃めたたえた人びともどれだけ多く去って行ってしまったことであろう。

自省録(岩波文庫)より引用

私なりの解釈を、以下にまとめます。

讃められても浮かれずに、地に足をつける

讃められたら、誰でも嬉しい

自分の容姿や、行動や、持っているものを讃められたら、どう思うでしょうか?

讃められたら、誰でも「嬉しい」ものですね。

「嬉しい」感情は大事にしましょう。

その「嬉しい」の次は、どういう行動をとるでしょうか?

また讃められたいから、

・その人にだけ気に入られるような行動をする
・アクセサリーやカバンを買ってしまう

というような行動を取ってしまう人が多いです。

これを「浮かれる」ということです。

「浮かれる」ことはダメなのか?

気に入られるような行動やアクセサリーやカバンを買うことは、

悪いとは思いません。

しかし、そのような行動の動機が大切です。

讃められるために、「気に入られる」「買う」ということが良くありません。

なぜなら、判断が狂うからです。

自分の時間を無駄にして、したくないことをしたり、

欲しくもないブランド品を買う、

というようなことに陥ってしまうからです。

このことを、「浮かれる」ということです。

地に足をつけるとは?

ではどうしたらよいかというと、

「地に足をつける」行動をとるのです。

具体的に言うと、

・本当に自分がやりたいことなのか?
・本当に欲しいアクセサリーやカバンなのか?

と、行動する前に立ち止まって考えてみましょう。

そこで考え、「やりたい」「欲しい」と結論が出たのなら、

思い通りにしたらよいでしょう。

逆に、そこまで「やりたくない」「欲しくない」という結論なら、

躊躇せずにその行動を止めましょう。

自分が自分らしく生きることが、「地に足をつける」ことなのです。

讃められることなんて、一瞬の出来事ですから。

Good Thinking, Good Life.

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