ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、あなたの思考次第で、心の苦痛を避けてみようです。
自省録の引用文
自省録には、このような記述があります。
ところが魂のほうは、恐れたり悲しんだりする能力を持ち、これらのことについて一般に判断を下すことはできるが、実はなんの苦痛も受けえないのである。なぜならばその習性としてこのような判断を下すべく余儀なくされることはないからである。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
あなたの受け止め方次第で、心の苦痛を避けてみよう
肉体は苦痛を受けてしまう
怪我や病気は、注意していても避けられないことがあります。
出来ることなら避けたいけれど、怪我や病気になってしまったら仕方ありません。
肉体の苦痛は、避けることが出来ません。
その苦痛を受け入れて、治療に専念しましょう。
では、「心の苦痛」はどうでしょうか?
心の苦痛は避けることが出来るのか?
ここで、一つたとえ話を。
あなたは、友達のAさんとBさんと仲が良く、いつも遊んでいます。
あるとき、Aさんから「Bがあなたの悪口を言ってたよ」という話を聞きました。
Bさんが言っていたことは、あなたからすれば全くの見当外れの内容。
それを聞いたあなたは、もちろんショックを受けました。
あなたなら、この「心の苦痛」からどのように回避しますか?
心の苦痛は思考で回避できる
仲の良い友達が悪口を聞いたら、その時はショックを受けます。
誰でもそうです。
ずーっとショックを受けていると、何もしたくなくなります。
こんな時は、思考で回避しましょう。
Aさん、言いにくいことを教えてくれてありがとう!
Bさん、何か悩みでもあるのかな?今度、話を聞いてみよう
たった一つの悪口なんかで、私は嫌いにならないよ。
ちょっとした思考が、あなたを助けてくれます。
Good Thinking, Good Life.
コメント