ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、「今が幸せ」と思えるようになりませんか?です。
自省録の引用文
自省録には、このような記述があります。
存在しないものを、すでに存在するものと考えるな。それよりも現存するものの中からもっとも有難いものを数えあげ、もしこれがなかったら、どんなにこれを追い求めたであろうかということを、これに関して忘れぬようにせよ。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
「今が幸せ」と思えるようになりませんか?
「ないものねだり」「となりの芝は青い」と考えないように
エルメスのバッグ、ヴィトンの財布、カルティエの時計などなど
手に入らないものを欲しがったり、人が持っているモノを羨ましいと思う経験は、誰しもがあると思います。
しかし、このように考えたところで、現状は変わりません。
考えること自体が、時間の無駄であり、誰かに対する嫉妬のきっかけとなってしまいます。
ですから、”「すでに存在するものと考えるな」”なのですね。
今あるもので十分なのです
では、人のモノを欲しがってしまった場合、どう切り替えたら良いでしょうか?
すでに持っているモノに満足したらいかかでしょうか?
持っているモノは、以前は欲しいと思っていたはず。
そして、考えて迷ったあげく、ようやく手にしたものではありませんか?
”「どんなにこれを追い求めたであろうか」”を思い出してください。
「今が幸せ」と思う
今持っているモノやお金、今過ごしている環境は、
とてもありがたいことなのです。
また、今までの自分が行ってきたことの結果が、今の環境なのです。
その今の環境に満足しないということは、
今までの自分の否定になってしまします。
「今が幸せ」と思うことは、今までの自分の肯定につながるのです。
この記事を書きながら、私も「今が幸せ」精神を大切にしようと思いました。
Good Thinking, Good Life.
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