ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、物事は繰り返されるから、再び起きたときどう対応するかを考えるです。
自省録の引用文
自省録には、このような記述があります。
昔起った出来事をよくながめ、現在おこなわれつつあるすべての変化をながめれば、未来のことも予見することができる。なぜならそれは必ず同様のものであろうし、現在生起しつつある物事のリズムから離れるわけにはいかないであろうから。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
物事は繰り返されるから、再び起きたときどう対応するかを考える
物事は繰り返される
”昔起った出来事をよくながめ、”
太陽が東から昇り、西に沈むように。
月の満ち欠けがあるように。
自然現象は繰り返されています。
それらと同じように、人間の物事も繰り返されるものなのです、「歴史は繰り返される」ですよね。
大きなスケールだと、戦争、政治家の汚職。
身近なスケールだと、友達とのケンカ、恋愛。
戦争というのは、小さいの理由はそれぞれ異なりますが、
大きい理由は、宗教や民族の違い、後継者争い、というように、
共通してくるでしょう。
物事に対して、このように大きい理由を理解することが大切なのです。
今起きていることに、対応する
”現在おこなわれつつあるすべての変化をながめれば、未来のことも予見することが出来る”
今起きていることを、良く観察しましょう。
良く観察して理解すれば、過去の出来事に似たような物事が見つかる場合があります。
過去の物事と現在の物事を結びつけることが出来たら、
先ほど過去の物事を理解することをしたので、
現在の物事があなたの行動によりどのように展開していくか、イメージすることが出来るでしょう。
そうすることにより、未来を予見することにつながります。
Good Thinking, Good Life.
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