性格の合わない人には、無理に合わせなくて良いですよ

自省録アイキャッチ

ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。

ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。

その皇帝が書いた「自省録」を参考に、

今の時代にも役立つことを発信していきます。

今回のフレーズは、性格の合わない人には、無理に合わせなくて良いですよ

目次

自省録の引用文

自省録には、このような記述があります。

しかしもし心惹かれるような一般向けの処世訓が欲しいならば、なによりも君を死にたいして平気にしてくれるのは、君が今に離れて行く周囲のものをながめ、また君の魂が今にもうかかわり合わずに済むようになる人びとの性質をながめることであろう。もちろん彼らにたいして毫(ゴウ)も腹を立ててはならない。むしろ彼らと仲良くし、優しくつきあってやらなくてはいけない。とはいえ記憶すべきは、君と信念を同じゅうしない人々から今に開放されるのだということである。

自省録(岩波文庫)より引用

私なりの解釈を、以下にまとめます。

性格の合わない人には、無理に合わせなくて良いですよ

一緒に活動する人間を選ぶことは出来ません

人間は一人では生きていけない動物だと思います。

学校、会社などのコミュニティが存在し、そこには必ず自分以外の人間が存在します。

自分以外の人間は、私たちは選ぶことが出来ません。

学校の同級生って、自分で選んだのではなく、同じ年度に生まれ、同じ地域に住んでいるだけですよね。

会社だってそう、就職試験により会社が選んだ人たちが集まるのであって、

私たちが同期を選んだのではないですよね?

つまり、一緒に活動する人間を選ぶことは出来ないのです。

性格の合わない人の誘いは、断りましょう

一緒に活動する人間を選ぶことが出来ないということは、

どうしても性格の合わない人が居てしまうことになるでしょう。

その人に合わせると、最初は楽なのですが、あとで重荷になります。

どういうことが、想像してみましょう。

例えば、全く興味のないアーティストのライブに一緒に行こうと誘われたとします。

せっかく誘ってくれたし、断るのも失礼だし、行くことにしました。

その後何回も誘ってくれたので、その都度ライブに足を運ぶことになってしまいました。

誘いを断るきっかけを失ってしまい、

あなたは好きでないアーティストのライブのために、時間とお金を浪費してしまいます。

こんなことなら、最初の誘いの時に断っておけばよかったと後悔しました。

このような経験、一度ぐらいあるのではないでしょうか?

性格の合わない人の誘いは、断るのが良いですね。

無理に合わせるということは、心を支配されることになる

もう少し、「無理に合わせる」ということについて、深く考えてみましょう。

「無理に合わせる」ことは、「心を支配される」ことになります。

少し大袈裟な表現かもしれませんが、事実そうなのです。

先ほどのライブの件をもう一度振り返ります。

行きたくないライブに行くことで、時間とお金を浪費してしまいました。

その過程で、

「今度誘われたら嫌だなぁ」
「またお金なくなっちゃうなぁ」


というように、ライブ中だけでなくそれ以外の時間もネガティブな感情で埋め尽くされてしまうのです。

このことこそ、「心が支配される」ということなのです。

無理に合わせることなどせず、自分がしたいことをした方が、あなたの心が健康なんです。

今回のブログは以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Good Thinking,Good Life.

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