いま出来ること、やっていますか?

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こんにちは、アウレリウス太郎です。

ここでは、論語で私が学んだこと、

いわゆる古典でリスキリングしたこと

発信していきたいと思います。

今回は、いま出来ること、やっていますか?ということについて、書きます。

目次

論語の引用文

論語には、このような記載があります。

 冉求(ぜんきゅう)が、「先生の道を学ぶことを幸せに思っているのですが、いかんせん私の力が足りておらず、いまだ身につけるに至っておりません」というと、先生はこういわれた。
「本当に力が足りない者なら、やれるだけやって途中で力を使い果たしてやめることになるはずだ。しかし、おまえはまだ全力を尽くしていない。今おまえは、自分で自分の限界をあらかじめ設定して、やらない言い訳をしているのだ」

「論語」斎藤孝訳 ちくま文庫

アウレリウス太郎は、ここから以下のようなことを学びました。

いま出来ること、やっていますか?

引用文の意味について

今回は孔子の弟子、冉求(ぜんきゅう)という人物が登場してきました。

どのような人なのでしょうか?

やはり孔門十哲の一人とのこと。孔子からは政治の能力が長けているとの評価だったようです。

では、こちらの引用文の意味を、読み解いていきましょう。

冉求は、孔子に仕えて教えを受けているとき、ふと不安に駆られたのでしょうか。

「自分の能力不足で、せっかくの先生の教えをすべて学ぶことが出来ていない。」

そのように思った冉求が、孔子に不安を打ち明けたようです。

冉求の不安に対し孔子は、厳しい言葉で一蹴します。

「目の前のやるべきことに対して、一生懸命頑張っていないことを、

自らの能力不足という言い訳で片付けてはいけない。」


それでは、このエピソードから学べることを、次に書いていきます。

まずは振り返ってみましょう

やりたいことが出来なかったとき、人は自分にはそもそも無理だったと決めつけてしまいがちです。

そもそも設定した目標が高すぎた

つい、そう思ってしまいます。

しかしそう思う前に、こう考えて下さい。

その目標に対して、自分はいま出来ることをすべて行ったか?

最大限の努力をしたかどうか、振り返りましょう。

勉強のことなら、家に帰ってきてから勉強せずにスマホで漫画を読んで、

勉強しない日が無かったか?

人間関係のことなら、自分から挨拶しない日は無かったか?

振り返ると、きっと出来なかったことがあると思います。

この振り返り作業が、次の項目につながります。

いま出来ることが何かを考える

過去を振り返ることで、出来なかったことに気付く。

この気付く作業が、

いま出来ることはこれだ

と認識することにつながります。

あとは、それを実行するか否かです。

これは人が生まれ持った能力ではありません。

実行しなかったことを、能力のせいにするのはやめましょう。

いま出来ること、やっていますか?

今回のブログは以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Good Thinking,Good Life.

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