こんにちは、アウレリウス太郎です。
ここでは、論語で私が学んだこと、
いわゆる古典でリスキリングしたことを
発信していきたいと思います。
今回は、任された役割をきちんとこなすと、組織が良くなるということについて、書きますね。
論語の引用文
論語には、このような記載があります。
先生が音(楽)について、魯の楽官長にこう話された。
「論語」斎藤孝訳 ちくま文庫
「音楽はそうむずかしいものではありません。演奏のはじめは打楽器で勢いをつけ、次に各楽器が自在に音を出し合って調和する。それぞれの音が濁らないではっきりとしていて、音が途切れることなく続いていく。こうして仕上がるのです」
アウレリウス太郎は、ここから以下のようなことを学びました。
任された役割をきちんとこなすと、組織が良くなる
孔子は音楽について知識があったかどうか分かりません。
音楽について語っているというよりも、音楽を例えにして、
組織やチームに対する考え方を教えてくれたのでしょう。
”それぞれの音が濁らないはっきりとしていて”とは?
今回は、”それぞれの音が濁らないはっきりとしていて”という箇所に注目してみました。
孔子が言及した音楽は、現代で言うオーケストラのようなものなのでしょう。
私はこのように解釈をしました。
「オーケストラで大切なことは、任された楽器をそれぞれしっかりと奏でることである」
この考えを、組織におとしこんでみましょう。
役割を認識し、全うする
家庭も組織、会社も組織、我々は何かしらの組織に属しています。
そこで、その個人がどの楽器を演奏するのか、
すなわちどんな役割を任されているか、まずは認識をしないといけないですね。
その役割を決めるのは、あなたではありません。
オーケストラであなたがトランペットを演奏したいと言って、出来ません。
指揮者やオーケストラのメンバーと話し合って決まるのではないでしょうか。
楽器が決まった、すなわち役割を認識したら、
あとはその役割を全うするのみです。
もちろんあなただけが役割を全うしても組織は良くなりませんが、
役割を全うするあなたの背中を見て、私も頑張ろうという人が出てくる状態が、
”それぞれの音が濁らないはっきりとしていて”
ということなのでしょう。
「皆が任された役割をきちんとこなすと、組織は良くなるよ。」
と、孔子は教えてくれたとのだと私は考えました。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking,Good Life.