付き合いが長い人ほど敬意を忘れないように、でも言うべきことは言おう

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こんにちは、アウレリウス太郎です。

ここでは、論語で私が学んだこと、

いわゆる古典でリスキリングしたこと

発信していきたいと思います。

今回は、付き合いが長い人ほど敬意を忘れないように、でも言うべきことは言おうということについて、書きます。

目次

論語の引用文

論語には、このような記載があります。

先生が斉(せい)の名宰相の晏平仲(あんぺいちゅう)についてこういわれた。
「彼は、交際上手であった。つき合いの長い相手に対しても変わらぬ敬意を持ち続けた(なじめども敬意を忘れず、だ)」

「論語」斎藤孝訳 ちくま文庫

アウレリウス太郎は、ここから以下のようなことを学びました。

付き合いが長い人ほど敬意を忘れないように、でも言うべきことは言おう

晏平仲という人がどういう人物であったか、調べてみました。

Wikipediaに以下のようなエピソードが載っていました。

最初に仕えた霊公の時期、町の女性の間で男装をすることが流行り、霊公はこれを止めさせたいと思って禁令を出した。しかし、もともとこの流行は霊公の妃から始まったのであり、霊公は相変わらず妃には男装をさせていたので、流行は収まらなかった。そこで晏嬰は「君のやっている事は牛の頭を看板に使って馬の肉を売っているようなものです。宮廷で禁止すればすぐに流行は終わります」と諫言し、その通りにすると流行は収まった。このことが「牛頭馬肉」の言葉を生み、後に変化して故事成語の「羊頭狗肉」になる。

Wikipediaより引用

「霊公」というのは、中国の諸侯に対する通称のようなものです。

亡くなると、「霊公」と称していたのでしょう。

このエピソードから、晏平仲という人が目上の人(このエピソードでいうと、国王)に対しても、

物怖じしない性格だったと想像できます。

いわゆる諫言(相手をいさめる助言)を言うことが出来る人だったのでしょう。

そして、この諫言をするときに必要なのが、

「付き合いが長い人ほど敬意を忘れないように、でも言うべきことは言おう」

ということです。

付き合いが長いと、言いたいことが言えなくなる

人間関係について、考えてみます。

まず初対面、お互い緊張していますね。

それから挨拶や雑談の回数を重ねることにより、安心感や信頼が芽生え、敬意を抱くようになります。

この状態が、いわゆる「心理的安全性が高い」状態だと思います。

この状態が続くと、その人との関係性を気にしすぎるようになり、

相手に伝えておいた方が良いことなにに、「嫌われたくない」という気持ちが勝り、

結局言えないということになる場合もあります。

この状態は、「心理的安全性が低い」状態と言えます。

このまま、伝えなくても良いのでしょうか?

言うべきことは言おう、自分と相手のために

そんなことはありません、必ず言うべきです。

でも、相手に嫌われたくない。どうすれば良いでしょう?

相手に対して、敬意をもって言いましょう。

「あなたのことを思って」

このことを理解してもらいましょう。

きっと相手は、分かってくれるはず。

そうすれば、あなたは相手から必要とされる人となるでしょう。

今回のブログは以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Good Thinking,Good Life.

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