ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、説明が伝わらないのは、言うべきことの整理をサボった自分のせいです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
ひとに説明するとき短気を起さぬこと。
自省録（岩波文庫）より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
説明が伝わらないのは、言うべきことの整理をサボった自分のせい
自分の言いたいことを説明するとき、注意することは何でしょう？
ただ単に言いたいことを言うのでは、なかなか相手に伝わらないものです。
なぜなら、あなたは何を言おうか事前に分かっていますが、
相手は何を言われるのか、準備が出来ていないからです。
相手に伝わらなかった場合、「何で分かってくれないの？」となります。
説明している最中にこう思ってしまうと、相手にも雰囲気が伝わり、
心を閉ざしてしまい、聞きたくなくなります。
この時に、あなたはイラっとしてはいけません。
「自分が上手く説明出来ていない」という思考に切り替えましょう。
どうしたら相手に伝わるのか考えるのは、説明する側の責任です。
説明を聞く立場になり、言いたいことを整理しなおしましょう。
例えば、箇条書きでメモを書くというのはいかがでしょうか？
このメモを見返してみて、どういう順番なら分かりやすいか、予習してください。
言いたいことが整理されるはずです。
そして、相手に説明しましょう。
このひと手間を加えないと、分かりにくい説明となり、
このひと手間を加えると、相手に伝わる説明となります。
面倒かもしれませんが、是非試してください。
Good Thinking, Good Life.