ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、世の中にはいろんな人がいて、自分の思い通りにはならないです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
粗野な言葉づかいや、文法的にまちがったことや、気にさわるような表現を用いる人にたいしては、とがめだてするようなふうに非難せず、答えのかたちで、あるいは他人の言葉に口ぞえする形で、または言葉づかいではなく問題自体を一緒に論議するという形で、またそのほか同様の慎ましやかな注意によって、用うべきであった表現そのものをうまく話の中に持って来ること。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
言葉づかいが悪い人への注意は、間接的に注意しないと伝わらない
少し長い引用となりました。
言葉づかいが悪い人は、「言葉づかいを悪くしよう」なんて思っているのでしょうか?
私は、そうではないと思います。
ただただ、自然に話す言葉が悪いだけなのです。
だから、悪いという自覚がないのです。
自覚がない人に、「言葉づかいが悪いぞ」と注意しても、
受け入れてくれないですよね。むしろ、反抗されます。
では、どのように注意したら良いでしょう?
直接的に言ってもダメなら、間接的に言うしかありません。
間接的に言うというのは、どういうことかというと、
「昨日のテレビで、言葉の大切さを説明していたよ」とか、
(言葉づかいが良かったことを思い出し、)
「あの時の言葉は嬉しかったです」などは、どうでしょう。
例えが稚拙で申し訳ありませんが、
間接的に注意するということを、意識して下さい。
Good Thinking, Good Life.