ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、誰かが見ていることを期待してはいけないです。
目次
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
そして自分が誠実に、謙遜に、善意をもって生活しているのをたとえ誰も信じてくれなくとも、誰にも腹を立てず、人生の終局目的に導く道を踏みはずしもしない。その目的に向かって純潔に、平静に、何の執着もなく、強いられもせずに自ら自己の運命に適合して歩んで行かなくてはならないのである。
自省録（岩波文庫）より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
誰かが見ていることを期待してはいけない
他人に褒められたい、認められたい。
いわゆる承認欲求の是非について。
誰しもが、他人に褒められたいし、認められたいと思うのではないでしょうか？
それがモチベーションとなり、頑張って良い結果が出る。
決して悪いことではないような気がします。
しかし、マルクスは認めていません。何故でしょう？
他人に認められたいから、頑張る。
逆に言うと、他人が認めないなら、頑張らない。
こう考えることが出来ます。
他人が認めるか認めないかは、自分が決めることがは出来ません。
以上のことより、承認欲求という考え方は、
自分が頑張るかどうか、他人にゆだねることになるのです。
そうではなく、自分がしたいことやすべきことを考え、
それに向かって行動することこそ、必要なのです。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.