「あの人は何が言いたいのだろう?」と知ろうとする癖を身に付ける

自省録アイキャッチ

ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。

ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。

その皇帝が書いた「自省録」を参考に、

今の時代にも役立つことを発信していきます。

今回のフレーズは、「あの人は何が言いたいのだろう?」と知ろうとする癖を身に付けるです。

目次

自省録の引用文

自省録には、このように記述されています。

会話に際しては人のいうことに注意していなくてはならない。またあらゆる行動に際しては、その結果生じてくることに注意していなくてはならない。後者においてはそれがどんな目的に関連しているかを最初から見抜くこと。前者においては、その意味がなんであるかを注意すること。

自省録(岩波文庫)より引用

私なりの解釈を、以下にまとめます。

「あの人は何が言いたいのだろう?」と知ろうとする癖を身に付ける

言ってくれたことを、サラッと流してしまうと・・・

「仕事がたいへんなので、部署を異動したいです」
あなたとは、しばらく距離を置きたいの・・・

職場や恋人からこのようなことを言われた場合、どうしたらよいでしょう?

あまり深く考えずに対応をしたとします。

相手が何か問題を抱えていると思い、相手に思考や行動の変化を求めませんか?

しかし、それでは解決しないことが多いと思います。

「何が言いたいのか?」ということを導かないといけません。

「何が言いたいのか?」を知るには・・・

日本人は、どうしても相手に気を遣う、嫌われたくないので、

オブラートに包んで、伝えたい内容を言います。

となると、伝わりにくいのです。

そのオブラートをはがしてあげる作業が必要になります。

それが「会話」です。

相手が何を言いたいのか、知るには相手と「会話」する以外ありません。

こちらがいくら想像しても、それが正しいとは限りません。

「仕事の内容が大変なのか、それとも人間関係が大変なのかどちらかな?」
「何か俺が変なこと言ったりしたのかな?」

「会話」を通して、対手の「何が言いたいのか?」を導いて下さい。

言ってくれたことに対して、「ありがとう」を伝えよう

相手が話してくれたに、少しでも前向きなアドバイスが出来たら、

あなたに言ってくれたに対して、「ありがとう」を伝えましょう。

そうすれば、相手に何があったら、次もあなたに話をしてくれるはず。

その時も、「会話」をして相手が何を言いたいのか導いてあげて下さい。

このような行為を繰り返すと、あなた自身に知恵が増えて、

あなたは人として一回りも二回りも大きくなれるはず。

だから「ありがとう」を伝えて欲しいのです。

Good Thinking, Good Life.

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