ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。
ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。
その皇帝が書いた「自省録」を参考に、
今の時代にも役立つことを発信していきます。
今回のフレーズは、話が伝わらないからって怒るんじゃなく、どう伝えるかを工夫しましょです。
自省録の引用文
自省録には、このように記述されています。
ところで君は理性を持っているね。それなら君の理性的な態度によって相手の理性的な態度を喚起したらいいだろう。よくわけをわからせてやり、忠告してやりなさい。もし相手が耳を傾けるなら君はその人を癒してやれるだろう。怒る必要なんて少しもないさ。
自省録(岩波文庫)より引用
私なりの解釈を、以下にまとめます。
話が伝わらないからって怒るんじゃなく、どう伝えるかを工夫しましょ
「あの人は、私に何回同じ事を言わせるの?」
職場の同僚や上司や部下、家庭では配偶者や親や子供に対して、
このような気持ちを抱いたこと、ありませんか?
何回もお願いや指摘や注意をしても、一向に変わってくれない。
なんでだろう、あの人は、私のことが嫌いなのだろうか?
もう知らない、勝手にしたら良いわ!
という風に、お怒りモードになりがちです。
こうなる前に、下記のような考えをしてみませんか?
「何回言っても分かってくれない人には、怒るのではなく、
どう言ったら伝わるのかを一度考えてみよう。
そうすれば、ほとんどの人はきっと分かってくれますよ。」
「何回言っても分かってくれない」というのは、他責思考。
「どう言ったら伝わるか考える」というのは、自責思考。
他人のせいにするのではなく、自分次第で変えることが出来るという、
大切なことを教わることが出来ました。
きっと、良好な人間関係が構築されることでしょう。
今回のブログは以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Good Thinking, Good Life.
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