「あの人が私のことを嫌いだから、私もあの人が嫌い」は言い訳です

ローマ帝国時代も、今も、普遍的なことがあります。

ローマ帝国全盛期、マルクス・アウレーリウス・アントニウスという皇帝が居ました。

その皇帝が書いた「自省録」を参考に、

今の時代にも役立つことを発信していきます。

今回のフレーズは、「あの人が私のことを嫌いだから、私もあの人が嫌い」は言い訳ですです。

自省録の引用文

自省録には、このような記述があります。

人間ぎらいの人たちが人間にたいしていだくような感情を君自身その人たちにたいして絶対にいだかぬように注意せよ。

自省録（岩波文庫）より引用

私なりの解釈を、以下にまとめます。

「あの人が私のことを嫌いだから、私もあの人が嫌い」は言い訳です

人を嫌いになる理由について

学校や職場に嫌いな人はいますか？

いない人は幸せです、いる人は少し心持ちが重たいかもしれませんね。

嫌いな人がいる人は、何故その人が嫌いなのでしょうか？

・挨拶をしないところ

具体的な理由を挙げられる人は、無理にその人を好きになる理由はないですよね。

ある程度の距離を保てば良いでしょう。

具体的な理由を挙げられない人はきっと、

・あの人が私のことを嫌いだから

と思っているからではないでしょうか。

果たしてこのような考え方は良いでしょうか？

何があっても動じないために・・・

結論から言うと、良くありませんよね。

何故でしょう？

マルクスが一貫して言い続けているストア哲学の中心部分である、

自分の理性を日々鍛え、それに従って生きよう

というのが理由になりますね。

「あの人が私のことを嫌いだから、私もあの人が嫌い」ということは、

他人の意見に従って、自分の意見を決めていることなのです。

この考えに関しては、過去にも投稿したので是非ご覧ください。

悪い意見は聞かないで、自らの考えを貫くこと

Good Thinking, Good Life.